胃もたれだけで済む内に……体の調子を整えよう
他の内臓器官と比べて、不調が自分でも分かりやすい部位が胃です。しくしくと痛んだり食欲がなくなったり、胃は常にさまざまなメッセージを私たちに送っています。
胃の働きが悪くなると、肝臓や腎臓にも負担がかかってしまいます。冷え、むくみ、疲れ、アレルギーなどの症状が現れやすくなったり、虫さされや傷跡がなかなか治らなかったり。胃から分かりやすいサインが出ているうちに、体の調子を整えて、分かりにくい他の内臓の不調につながらないよう注意したいものです。
胃の不調の中でも代表的なのは、胃もたれですね。胃もたれには二つの種類があると言われています。一つは、食の細い人に多いもので、水やお茶など、水分をやたらとりながら食事をするため、胃酸が薄まって消化する力が落ちてしまっているタイプです。もう一つは、ストレスを感じやすい人に多いタイプ。イライラしたりウツウツしたりすることが多い人はこちらに該当します。
どちらのタイプも共通して気をつけたいのが、水分をとりすぎて体を冷やさないこと、ストレスをためないこと、の二点です。特に梅雨時や夏など、湿気が多い季節に冷たいものをとるのは極力ひかえてください。暑いからといって冷たいものばかり摂取していると、胃を酷使することになり、かえって消化機能が落ち、疲れがたまり、気力まで低下してしまいかねません。暑いときこそ胃をいたわる、温かいものをいただきましょう。
もちろん、常温の水や白湯ならいくら飲んでもいいというわけではありません。水分の取りすぎは要注意。日本の伝統的な和食には、もともと多くの水分が含まれています。温かいごはんや味噌汁をしっかり食べていれば、食事中の水分摂取は必要ないはずです。
パンや肉ばかり食べているとノドがつかえる気がしてつい水分を多く取ってしまいがちなので、日々の食事はできるだけ和食にするよう心がけてみましょう。
特に胃が悪い自覚がある人は、意識的に水分量を減らして体を温める食事を大切にしましょう。